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使用中ろ材の評価方法

弊社ではろ材の管理を日本水道協会が定めた水道用濾材(JWWA A 103-1988)に準じて評価を行っています。
各項目の試験方法やそれらの項目が示す意味を下表にまとめました。

項目 説明
外観 目視によって、ろ材の外観(形状)や不純物が混ざっていないか確認します。
ろ材によってそれぞれの基準があり、ろ過砂の場合は、夾雑物、扁平または脆弱な砂、及び砂鉄などの含有が少ないもの、アンスラサイトの場合は、微粉、扁平、鱗状のものが少なく、また砕石、泥炭などの夾雑物の含有が少ないものとそれぞれ決められています。
有効径 粒度加積曲線の10%通過径をmm単位で表したもので、ろ材の代表径として広く使われています。
均等係数 粒度加積曲線の60%通過径と10%通過径の比で、ろ材粒度の均一度合を示す指標です。
洗浄濁度 ろ材と精製水を混和して激しく振り混ぜることで剥離してくる汚れを濁度として数値化します。
ろ材の清浄さ(汚れの限度)の指標です。
強熱減量 ろ材を925±25℃で30分加熱した際に減量した質量から求めます。
ろ材に含まれる有機性不純物や石炭粒、石灰石及び貝殻等夾雑物の混入度合の指標です。
密度 ろ材の単位容積あたりの質量を示します。
アンスラサイトやろ過砂の場合、密度が変化していると石灰石や重金属類などの鉱石が混入している可能性があります。
ろ材の空隙を含まない密度を密度または真密度、ろ材の空隙を含む密度を見かけ密度と呼んでいます。
摩滅率 密閉できる黄銅またはステンレス製の筒に6.5mmの鋼球5個とろ材50gを入れて激しく上下に振り、破砕(0.300mm以下)された割合から算出します。これは逆洗による破砕損耗のしにくさの指標です。
塩酸可溶率 ろ材を36±1℃の塩酸(1+1)中で1時間浸漬し、溶解減失する割合から求めます。
塩酸によって溶解する物質(石灰石、貝殻や鉄などの金属類)の含有量の指標です。

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