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pH中和装置
pH中和装置は文字通り、酸性・アルカリ性の溶液や排水などを中性域(水道基準:pH5.8~8.6)に調整するものです。処理原水のpH値をpH電極で測定し、その値に応じ、中和薬品を注入するものです。弊社には「TPC型 連続式中和装置」「LPC型 バッチ式中和装置」「CPC型 炭酸ガス中和装置」の3種類のpH中和装置があります。
<TPC型 連続式中和装置>
一般的な中和装置です。原水を通水しながら中和を行い、連続して処理水の排出を行うものです。pH値が4~11の範囲では1槽での処理が可能ですが、それ以上になると2槽(あるいは3槽)を設けて、前段で粗調整、後段で微調整を行います。
<LPC型 バッチ式中和装置>
TPCが連続的に原水pHを調整しながら排水を行うシステムであるのに対し、LPC型では一度タンクへ原水を一定量受け入れ、排出を行わずにpHを中和し、中性域に納まれば槽下部の自動弁を開き、自動排出するものです。1回の処理あたり3~4時間程度で中和処理可能です。
<CPC型 炭酸ガス中和装置>
TPC・LPC共、中和用の薬品としては硫酸や塩酸、苛性ソーダが主に用いられますが、これらの薬品を使いたくない場合(薬品の運搬ができない・装置自体の移動が多い・危険性の高い薬品を使うことができない等)に炭酸ガス中和装置が用いられます。ただし炭酸ガスは水と反応して酸性となるため、処理するのはアルカリ性原水(pH12程度まで)のみとなります。
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