技術情報

不陸について

安全な水道水を造るための心臓部であるろ過材は、長期の使用により徐々に汚染が進行します。またろ過砂利は度重なる洗浄により、表面が不均一となる【不陸】の状態となります。

正常(有効)にろ過が行なわれているろ材表面


長期使用により、ろ過層部にマッドボール(SS塊)が形成され水筋ができ、下部支持砂利が噴きあがっている。


ろ材の不陸現象が起こる理由

下図一連の状態が繰返される事で水筋が数箇所のわたりでき、マッドボールの形成及び不陸現象が起こります。またこれとは別に下部集水部の不良(目詰り・破損)等により水筋ができ、不陸現象が起こることもあります。

  @初期段階   A長期使用(SSの堆積、マッドボール化の前兆)
   
  B逆洗時(水筋を作る、支持砂利の吹き上げ)   C通水時(水筋が形成し原水SSが集中)
   
  D逆洗・通水を繰り返した結果このようになります。  
   

不陸現象による考えられる弊害について

ろ過能力の低下
●ろ過器本来の有効面積が低下しろ過能力が低下する。
●水筋が出来てしまい、原水が処理されずにすり抜けてしまう。
●差圧が立つ時間が短くなり、逆洗頻度を高めないと処理水水質の維持が出来なくなる。

ろ過器本体の影響
●支持砂利層が崩れてしまい、下部集水装置にまで達してしまうと集水装置の目詰まりを起こしてしまい、集水装置の破損ならびに処理水側にろ材の流出等の原因になる。

弊社では、ろ過材の汚染度調査、ろ層厚調査、支持砂利の不陸調査などろ過池の状態を把握する【ろ過層調査】を実施することで、水質管理などの維持管理のお手伝いをさせていただきます。
※詳細はこちらをご覧ください。>>

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