製品紹介

ろ過材

アンスラサイト

アンスラサイト  アンスラサイト(Anthracite Filter Media・無煙炭)は濁度・SS除去用のろ過材です。ろ過砂よりも比重が軽く逆洗後にろ過砂の上層に成層され逆粒度構成になることから、ろ過砂と組み合わせて複層ろ過として多く利用されております。また製品の炭素成分が非常に多いことから、さまざまな薬液に耐性があり、かつ物理的強度も高いため浄水や用水の処理に広く利用されております。

アンスラサイトの特長
1. 空隙が大きく、濁質捕捉量が大きい。

 ろ過砂だけでろ過を行う【単層ろ過】では細かい砂粒子が上層に成層されるため、濁質を捕捉するのが主に表層付近の【表層ろ過】となり濁度捕捉量は多く得られません。アンスラサイトはろ過砂よりも比重が軽く、大きな粒径でもろ過砂の上層に成層される特性から、ろ過砂と組み合すことで理想的な【複層ろ過】として濁質捕捉量を多くすることができ、全国の浄水場で広く利用されています。
またアンスラサイトは形状が稜角に富んでいることから空隙が大きく、かつ比表面積も大きいためろ層全体が有効に利用される【深層ろ過】が可能となり、単層でろ層厚を大きくする【アンスラサイト深層ろ過】としても利用されております。

これらの特長からアンスラサイトを使用することで次の効果が得られます。
●ろ過継続時間の延長による捨水量の低減(水の回収率の向上)
●ろ過速度を速めることができ、設備が省スペースとなる
●硅藻類(シネドラ)、藍藻類(ミクロキスティン)等によるろ過閉塞の予防
●ろ過砂表層におけるマッドボールの発生の予防

2. マイクロフロックが成長しやすい。

 アンスラサイトの粒子は複雑で稜角が多いことから、粒子間に多彩な空隙ができます。凝集剤注入後、十分に攪拌されないままろ過層に送り込まれた被処理水でもアンスラサイトの多彩な空隙を通り過ぎる間に攪拌効果を受け、良好なマイクロフロックを生成することができます。このことは処理水水質の向上につながります。
●処理水水質の向上

3. ろ過砂単層のろ過池からの変更が容易

 アンスラサイトの洗浄方法は、ろ過砂と同条件です。つまり、ろ過砂単層の既存のろ過池からアンスラサイトを採用する複層へ変更する場合に新たな洗浄装置を追加する必要がありません。ろ過池からろ過砂の一部を抜き出し、アンスラサイトを補充するだけの容易な変更でろ過性能の向上が可能となります。
●安価な予算でろ過性能が向上する

4. 耐薬品性が優れている。

 品質の良いアンスラサイトは不純物が少なく炭素成分が多いため、酸性またはアルカリ性の水に対しても溶解せず、ソーダメーカーなど化学工場においても有効に使用されます。
●あらゆる薬液に使用可能

5. 生物担体として利用ができる。

 アンスラサイトは、空隙率が高く表面積も大きいため、生物膜が形成されやすい特徴を有しております。つまり物理的なろ過だけでなく、生物処理用の担体としても最適です。
●処理効率の良い生物担体

アンスラサイトの標準製品
有効径 0.7mm 0.8mm 1.0mm 1.2mm 1.5mm 2.0mm 2.5mm 3.0mm 4.0mm
均等係数 1.5以下 もしくは 1.4以下
外観 粒状
産地 ホンゲイ炭

(ご注意)水道用アンスラサイト(JWWA A 103-2:2006-2)選定基準に適合した製品を取りそろえております。
     御要望により御指定の有効径、均等係数の製品も製造いたします。
     有効径には誤差値が含まれますのでご了承ください。

包装単位:30L入 PE袋 1m3入フレキシブルコンテナバック ※ご要望によりパレット積みもいたします。

アンスラサイトの品質規格
  弊社製品 (1) 弊社製品 (2) 品質規定 (物性)
(JWWA A 103-2:2006-2)
密度 1.42g/cm3 1.46g/cm3 1.40〜1.69g/cm3
摩滅率 0.85% 1.22% 3.0%以下
塩酸可溶率 0.65% 0.78% 6.0%以下


世界のブランド ホンゲイ炭  ベトナムホンゲイ炭について

ベトナム 無煙炭は石炭の分類において、最も炭化度の高い石炭です。無煙炭の炭田分布は世界的に見ると、アメリカ合衆国、中国、ベトナム、ロシア、南アフリカなどであり、日本でもかつては天草地方などで採取されていましたが、現在では全て外国からの輸入に頼っています。その無煙炭の中でも炭化度が高く世界的に良質とされているのが、ベトナムのホンゲイ炭です。弊社はベトナムにホンゲイ工場を有し、また国内でもホンゲイ炭を原料に良質なアンスラサイトを製造し、水道用として安心してお使いできるようご用意しております。

ホンゲイ・アンスラサイトの主な性質
  水分 (%) 灰分 (%) 揮発分 (%) 硫黄分 (%) 固定炭素 (%) カロリー (J/kg)
ホンゲイ炭 5 4〜5 5〜7 0.45 88 1,880〜1,980

前のページへもどる
ページのTOPへもどる