撹拌機選定の手順

撹拌目的に最適な撹拌効果を発揮する流動形態を形成し、撹拌操作にかなう撹拌機を選定する事は技術面でもコスト的にも簡単な事ではありませんが選定する上での最低限、必要とする各種条件について簡単に記載致します。 撹拌機は液を「かきまぜる」事で目的を達成し、その状況は〔強く〕〔弱く〕〔ゆっくり〕と目的に応じて異なり、各々の目的に最も適応する機種選定を行う必要があります。 選定にあたっての共通する必要な要因は次の様になります。

1 撹拌目的・操作手順・液の性状 :回転速度と羽根形状を決める。
:使用材質を決める。
2 槽の形状・撹拌容量・撹拌時間・撹拌効果 :羽根径の寸法を決める。
3 上記の条件・その他の仕様 :所要動力を決める。
4 操作条件・操作目的 :機種形式、撹拌シャフト長を決める。
:軸封装置、その他の付属部品を決める。
:付帯事項(電気・塗装等)を決める。

機種選定表

撹拌分類 撹拌目的 回転域 出力 (p/m3)
弱撹拌―強撹拌
撹拌形態 適用機種 撹拌操作 備考

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低粘度液
可溶性
均一混合
反応、
溶解、希釈
中速域 kW/m3
0.1〜0.2
乱流域
軸流
上下循環流
NKA
NTA
NTB
反応、中和
混合
溶解
偏芯取付
撹拌時間
液無厳禁
高粘度液 均質、混合
反応
低速域 0.3〜3.7 層流、軸流
の合成流
NTC
NTV
30%スラリ
20000cP液
以上撹拌
翼形状、
翼径
回転数
不溶性液
異相
乳化、分散
エマルジョン化
高速域 0.2〜2.2 剪断分散
微細化
NTD 洗剤製造
ドレッシング
特殊翼
液無厳禁

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低濃度液
スラリー液
微粒子
均質、懸濁
沈降防止
混合
低速域
可変換
0.2〜0.4 層流、軸流
の合成流
強制循環
NTC
NTV
凝集
スラリ貯槽
石炭乳貯槽
液面変動
浮遊速度
邪魔板無
高濃度液
微粒子
分散、晶析
溶解、均一
低速域 0.75〜3.7 乱流循環
強制循環
NTC 30%以上の
均一、溶解
最適翼径
翼形状
高濃度
スラリー液
微粒子
沈降防止
懸濁
低速域 0.4〜1.5 強制循環 NTC
NTV
20000cP液
以上の撹拌
特殊翼
邪魔板無

ガスー液 気液接触 高速域
中速域
0.4〜1.5 剪断
微細化
NTD
NTA
ガス吸収
均質分散
特殊翼
軸封装置

低粘度液 温度均一 中速域
低速域
0.2〜0.75 乱流域
上下循環流
NTA
NTB
蛇管に依る
温度調整
強循環
軸封装置
高粘度液 伝熱促進 低速域 0.4〜3.7 強制循環
壁面掻取り
NTC
NTV
温度調整
混合反応
最適翼径
翼形状
軸封装置

※液粘度が1000cP以上、液比重が1.2以上の場合はお知らせ下さい。最適な機種を選定致します。