製品紹介

沈殿槽用ろ過装置

沈殿槽用ろ過装置(ファイバー・ジャングル)

沈殿槽用ろ過装置(ファイバー・ジャングル) ファイバー・ジャングルとは、組紐の技術を用いて繊維を幾つものループを立体的に作りだした繊維束を縦横に配列した繊維の集合体です。土木工事や降雨時に発生する濁水の濁り物質を吸着・沈殿除去することができる製品です。

1.目的
●沈澱池における浮遊物質及び懸濁物の沈殿効率の向上

2.効果
ファイバージャングルの設置によって、沈澱池では次のような効果が期待できます。
●沈澱池における濁質・汚泥の除去量の増加
●凝集剤を添加している場合における凝集剤使用量の低減
●流入濁度の負荷変動時における流出水の安定化(例:高濁度時における処理水の安定化)
これらの効果により、後段の砂ろ過への流入濁度が低減するため、砂ろ過処理水の安定化、砂ろ過洗浄頻度の低減、交換頻度の低減を期待することができます。つまりトータルとして、
 @原水の濁度変動時における処理水の安定化
 A凝集剤使用量の低減による造水コストの低減
につながります。

沈殿槽用ろ過装置(ファイバー・ジャングル) 3.ファイバージャングルの除去原理
除去の原理としては、次項の作用が効果的に機能することで性能を発揮し、およそ20μm以上の濁質粒子を除去することが可能です。
1)整流・妨害作用
 濁質を含んだ水流がファイバージャングルに接触することで表流水を抑制し、水流が遅くなる部分が発生することで沈殿の効率をあげる。またループ部分で濁質を捕捉することができる。
2)沈殿作用
 ファイバージャングル特有の豊富な表面積により、濁質の沈降分離距離および沈降時間が短縮される。つまり比表面積が大きくなり、沈降が促進される。
3)吸着作用
 ファイバージャングルは(+)に帯電している。一方汚濁物質などは(-)の電荷を持っている。そのため、汚濁物質がファイバージャングルに引き付けられ吸着する。

4.沈殿槽の大きさとファイバージャングル使用量の目安

処理水量 10m3/h 30m3/h 50m3/h
ろ過槽 5m3タンク
W1.4m×L2.5m×H1.5m
(WL1.1m)×1台
20m3タンク
W2.0m×L5.0m×H2.0m
(WL1.6m)×1台
15m3タンク
W2.0m×L4.0m×H2.0m
(WL1.6m)×2台
有効水量 3.9m3 16m3 25.6m3
滞留時間 約23分 約32分 約30分
ろ材使用量 幅16本×8列=128本
L=1.2m品
幅23本×8列=184本
L=1.7m品
幅23本×8列×2槽=368本
L=1.7m品

5.維持管理
 ファイバージャングルに蓄積した濁質分はフロック化して水槽の底部に堆積します。そのため底部に堆積した泥を下部からの底抜き、もしくは上部からバキュームにより高濃度の濁質分を排出します。基本的には、水槽内に堆積する濁質分をバキュームにて除去して下さい。排泥の目安としては、流入側で水位の半分ぐらいの堆積量になったところで、排泥して下さい。
 ファイバージャングルの洗浄については、水を抜きながらハイウオツシャーで洗浄してください。ろ材の洗浄は月1〜2回が目安となります。

6.設置方法
商品は軽くて設置しやすい構造になっているため、施工が容易です。
@上部固定方式(スダレ方式)
 ファイバージャングル上部に取り付けたロープを輪にして配管を通し、また下部のファイバーをループさせて単管パイプに固定します。上下に配管を通した状態で槽の上部に橋渡しして固定することでスダレのように垂れ下げることができます。
A上下固定方式
 @と上部と同様に下部を固定してより強固に設置することができます。

洗えば繰り返し使用できます。3〜5年は使用可能です。


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